入社3年目。英語もできない自分が、海外事業の担当に。

新店舗の出店や新商品、新規事業など、新しい挑戦を続けている久原本家グループには、経験値や知識量だけで判断せず若手社員にもチャンスを与える風土があります。私は入社3年目に、それを肌で感じました。

入社後に店舗や通信販売の長期研修を経て配属されたのはマーケティング部門。新商品の企画や既存商品のリニューアルなどを担当していました。入社3年目のある日、「アメリカへ行く気はないか」と上司から衝撃のひと言が。特に英語が堪能なわけでもなく、社歴も浅い私が・・・。もともと入社前の会社説明会で海外事業について聞いて「自分もやってみたい」と思ってはいました。上司や社長に直談判して社内のフランス語講座を受講していたのですが、こんなに早くビッグチャンスが訪れるなんて正直驚きました。

私が所属している海外事業推進課は、現在私を含め4名のみの小さな部署です。2016年にオープンしたアメリカのオンラインショップの立ち上げ・運営サポートと、ロサンゼルスの日系スーパーに対する営業業務が私の主な仕事です。部署内では私が最も頻繁にアメリカに行き来しています。社をあげた大事業を託されていると感じます。現地では一人で作業する日もありますが、国内の多くの方にサポートしてもらっているので、海外進出にかけるみんなの想いを背負っているという意識で挑んでいます。

久原本家らしい 「おもてなし」を アメリカのお客様にも。

海外事業では、様々な側面から“日本”を感じてもらえるように工夫しています。オンラインショップを桜や紅葉など四季を感じられるデザインにしたり、梱包に季節ごとの包装紙を添えたり。アメリカは、日本とは配送環境が異なり、梱包なども割とアバウトです。だからこそ当社のオンラインショップからの配送では、丁寧な包装に手書きのお手紙を添えて「久原本家グループらしいおもてなし」の心も一緒にお届けすることを心がけています。現地のスタッフからは「ここまでやるの?」と驚かれますが、こうしたきめ細やかな心配りが、他社にはできない当社ならではの強みなのです。

日系スーパーでは「茅乃舎だし」を中心に、ドレッシングやつゆ、すき焼きの割り下などを販売しています。

アメリカでは今、和食がブームですが、現地の方にはまだ和食はレストランで食べるもの、お惣菜として買って帰るものという認識の方が多くいらっしゃいます。自宅で「だし」をとって調理に使うという食文化までは、まだまだ知られていません。そこで、時には店頭で試食販売に立って、「だし」の概念から知っていただきながら、商品のこだわりを伝えています。単純に商品を売るだけではなく、その使い方や日本食の文化から広めていくことが私たちのミッションだと考えています。

新しいステージの可能性は、 アイデア次第で広がるはず。

現在の仕事の面白いところは、工夫次第でチャンスが広がるところです。アメリカでは地元のスーパーに「TSUYU」と記された商品が並ぶほど、「つゆ」の認知度は高いんです。こうしたチャンスを生かして、当社のつゆがもっと認知されれば、一気にヒットしそうな予感がしています。

海外でのプロモーションは、現地に合わせるところと和の真髄を伝えるところのバランスを考えなくてはいけません。たとえば、アメリカの食材と当社の商品を組み合わせたレシピを提案するなど。国内の販促とまた違った難しさがありますが、自分なりにアイデアを開拓しているところです。

ひとつひとつの商品ができるまでに企画、開発、製造、品質管理など、様々な部門のスタッフが関わっています。全員の顔が分かり、それぞれの想いを知っているからこそ、商品がアメリカで1つ売れるだけでも嬉しくて、モチベーションに繋がっています。

久原本家グループの海外戦略は、これからが本番。今後は現地のフードイベントにも積極的に参加して、アメリカのいたるところで久原本家グループのロゴが見られるような仕掛けづくりをしていきたいです。