久原の本気Project Story

Project Story 2
今では全国に広まった「茅乃舎」ブランド。
その原点は、大きな茅葺き屋根、日本ならではの食への想いにありました。
今では全国に広まった「茅乃舎」ブランド。
その原点は、大きな茅葺き屋根、
日本ならではの食への想いにありました。

久原本家の本社は、福岡市内から40分ほど離れた糟屋郡久山町にあります。その本社工場から、さらに10分ほど山に入ったところで、ようやく姿を表すのが、大きな茅葺き屋根に抱かれた「御料理 茅乃舎」です。お客様も想像がつかないような場所に、あえて作ったこの店こそ、茅乃舎だしをはじめとする茅乃舎ブランドの総本山です。

醤油屋をルーツとする会社だから、
日本らしい食の事業に取り組みたいと思った。
からしめんたいこ事業が順調に成長するなか、食品会社としての使命を考えたとき、日本の食に根ざした新しいブランドを作りたいと河邉は思うようになりました。そんな折に、たまたま訪れたイタリアで、スローフードという昔ながらの食や生産者を大切にする活動に触れ、「これだ」と直感しました。日本に伝わる旬の考えや素材の良さを大切にし、ただ食べるだけでなく、想いまでが伝わるレストランを作りたい。そこから広がる新しいブランドを作ろう。河邉はそう決意しました。

私たちには、日本の良さを未来に伝える使命がある。
その想いが、ブランドを動かしている。
その想いを胸に色々と情報を集めているうちに、河邉は母方の実家で、茅葺き屋根の葺きかえを見る機会に恵まれました。茅が輝く光景を見た河邉は胸をギュッとつかまれるような熱い想いにとらわれました。この風景を未来に残さなくてはならない…スローフードと茅葺き屋根。この2つを軸に、茅乃舎ブランドが誕生したのです。通信販売から「茅乃舎だし」が発売され、六本木ミッドタウンへの出店を皮切りに、今では全国28の店舗へと広がりました。日本の伝統を、食を未来へ、そして世界へ。茅乃舎ブランドの挑戦は、想いを原点にしながら、ますます広がっていきます。